犬を飼うと、あたり前のように出かける散歩ですが、
毎日どんな散歩をされていますか?
なぜ犬に散歩は必要なのでしょうか?
改めて、犬の散歩について書いてみます。
散歩の目的
「散歩の目的は?」と問われたら・・・。
「運動のため」という答えが浮かびますね。
実際、歩くことは筋肉を使いますから、
その先に足腰を衰えさせないように!という期待もあるかと思います。
術後のリハビリでも、何より散歩をして歩くことを勧めます。
歩くことが筋力を回復させるのに一番いい方法だからです。
若い健康なときから老犬まで、
歩くことは筋肉を増やしたり維持するとても有効な方法です。
そこで、一つだけ注意したいのはその内容です。
犬の散歩:どんな歩き方をする?
さて、ポイントはその散歩での歩き方です。
手術後のリハビリプログラムでも、
お家での散歩をしっかり行ってその経過をみることがあります。
そんな中でも、どんどん筋肉が増えてくる子と、なかなか増えない子がいます。
お家での散歩の様子を聞くと、その差が分かります。
当然、筋肉の付く子はしっかり歩けています。
その差は長い時間をかけて散歩しているか?
長い距離を歩いているか?で決まるのではなく、
「散歩の内容」です。
長い距離・長い時間の散歩でも、
クンクン道端の草を嗅いでばかりでは筋力の付く歩き方にはなりませんね。
人の場合で例えると、
立ち止まってばかりのウォーキングのようなもので成果は望めません。
もしも、筋力を付けたいという目的で散歩をするのでしたら、
ある程度の距離をサッサと止まらずに歩くことが必要です。
犬にとってニオイを嗅ぐことも大切な行動ですから、
一定の距離や場所を決めておいてはどうでしょう。
そして、もう一つ大切なのは飼い主さんの歩き方です。
ゆったり犬の歩くままに付いて行ってるようではダメですね。
犬をリードするようにサッサとリズム良く歩きましょう。
人のウォーキングでも、普通に歩く間に
「2分間歩幅を少し広くして速く歩く」ことを挟むと筋力アップに有効なようです。
筋力を付けたり維持する目的のためには、
それなりの歩き方が必要なんですね。
実際にわが家のレイくんも、マッサージをするようになって、
しっかり歩くようになり、
筋肉量が増えて大腿部周りが太くなりました。
マッサージで筋肉が柔軟になると歩きやすいようです。
途中で止まることもなくなりました。
筋肉は増やせる時期に増やしておくことって大切です。
毎日行く散歩です。
決めた距離・時間だけでも、意識した歩き方してみませんか?
きっと効果があらわれると思いますよ。
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