ご家庭でも飼い主さんの手でわんちゃんのケアをしてほしい。と、いうのが私の願いです。
そこで、お家でのケアをする上で、飼い主さんがついやりがちなこと。
だけど、一番大切なことなので書かせていただきますね。
マッサージは良いことなんだけど・・
マッサージが良いと聞いたり教わったりすると、
「さあ、やるぞ~!」とばかりに、頑張ってしまう飼い主さんがいます。
・マッサージは毎日必ずやる。
・マッサージをする時間は決めている。
・マッサージは必ず10分間行う。
・・・などなど、決めていませんか?
これは飼い主さんだからこそ、やってしまいがちなこと。
ひょっとして、わんちゃんに「押しつけ」になっていませんか?
マッサージ教室ではマッサージを行なう上での注意点をお話させて頂いていますが、
その時、必ずお願いするのは「無理強いはしない」ということです。
ここの部分を無視すると、それはケアではなくなってしまいます。
ケアというのは身体だけでなく、心も含まれます。
リラックスしたり、ウットリしたり・・。
そういうのって自然になるもので、強制されてリラックスはできません。
マッサージなどのケアは、そもそもワンちゃん次第です。
やってる途中で、急にぷいっと向こうへ行ってしまう・・とか、あってもいいんです。
ただ矛盾するようですが、
マッサージなどのケアは、例えばトリミングのように日を決めて行うものではなく、
普段から毎日の生活に取り入れてこそ良い点があります。
ケアを毎日行うのは難しいことではありません。
さわってもらうのが気持ちが良かったら、ワンちゃんからおねだりしてきますからね。
逃げてしまうときは、何か嫌なことがあるのかも・・です。
(痛い部分がないか?みましょう)
飼い主さんがリラックスできているか?
「飼い主さんの心」これもとても大切なことです。
何か急ぎの用があるとか、心がざわざわしているときは、
わんちゃんのケアはやめた方が良いと思います。
ワンコは飼い主さんの気持ちを察知する感覚がとても鋭いので、
飼い主さんがこの状態ではリラックスできないし、我慢している可能性があります。
マッサージは方法やテクニックをどうこう言うより、
こうしたメンタル面の方がとても大切だと思っています。
飼い主さんもワンちゃんもリラックスしてお互いが癒される・・・。
それが身体のケアにもつながります。
マッサージはワンコの様子(カーミングシグナル)をよく観察し、
飼い主さん自身もリラックスして行ってくださいね。
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