わんちゃんのマッサージは、
ご家庭で飼い主さん自身でやってもらいたいと思っています。
その一番の理由は、
犬にとって飼い主さんに触ってもらえることが何より嬉しいことだからです。
一番安心できて信頼できる飼い主さんと触れ合うことで、
犬にも人にも幸せホルモン(オキシトシン)が分泌されます。
そして、もう一つの理由は、
マッサージの効果はずっと続かないこと。
もしも私たちがマッサージをしても、
効果はそう長く続かず元に戻ってしまいます。
なので、
毎日飼い主さんがやってあげるのが一番です。
シニア期に入ると病気でなくても、
日々の生活の中で身体の動きがぎこちないことや、
歩きにくそうなことも起こります。
筋肉の張りやこわばりをずっと溜めないよう、
毎日取り除いてリセットしてあげればいちばん良いことですね。
飼い主さんにドッグマッサージを広めたくて、
体験教室を開いているのもこんなことが理由になっています。
ドッグマッサージには、
手術後など治療に用いるリハビリテーション目的のものもありますが、
家庭でやってあげる目的はリラクゼーション。
リラクゼーション目的のマッサージでは、
杓子定規にテクニックなどノウハウを求めるより、
人も犬もリラックスが何より大切だと思います。
たとえば「手当て」という言葉があるように、
ほんとうに手を当ててあげるだけでも身体は反応します。
実際、マッサージには手を当てるだけのテクニックがあって、
血行が良くなったり、筋肉が温まったりします。
身体を撫でるだけでも身体にはいいことがたくさん!
ですから、マッサージは特別なもの思わないで、
一日一度は愛犬にマッサージしてあげて欲しいなと思います。
体験教室で分かったこと。
マッサージ=揉むこと、のように思われていて、
マッサージするときの力が入り過ぎていることが多いです。
残念ながら、力加減は文字で表現できないので、
「ドッグマッサージ体験教室」では、
ドッグマッサージの基本ルールと一緒に力加減も体験していただいています。
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