16日土曜日、愛犬が亡くなりました。
8歳でした。
今思えば、私の乳がんと同じ頃に、
レイの身体にガンが潜んでいたことになります。
そんなことに気が及ばず・・・。
ガンは脾臓の血管肉腫でした。
たぶん転移だと思われる喉頭蓋と気管の病変で、
呼吸に障害が出てきていました。
血管肉腫は発見できたときには、
ほぼ身体中にガンは散らばって転移している場合がほとんどです。
破裂すれば腹腔内に大量出血して死亡します。
それだけは避けたくて脾臓の摘出手術を受ける決心をしました。
フードも変えて手作りごはんを足すようにしました。
漢方薬も始めました。
喉のようすはよくありませんでしたが、
食欲もあり元気に散歩も行くようになっていました。
ところが、
脾臓摘出から24日後の朝、胃捻転を起こしました。
緊急で手術を受けることができて、
命は落とさずに済みましたが、
この時のダメージは後々ずっと残りました。
食べても嘔吐する・・の繰り返しで、
体重はどんどん減っていきました。
体力も当然落ちていきます。
それでも調子が良いと散歩も行くし、
窓の外を歩く犬に吠えたりしていました。
吠えたり..と書きましたが、
もう声は出ていませんでした。
喉の病変で声帯も動かなくなっていたんでしょう。
何度も通った輸液に行く日、
その日もうれしそうに自分から車に乗り込みました。
しばらく走ったとき車中で様子が急変しました。
病院に到着してすぐに処置をしていただき、
しばらく落ち着いたのですが最期となりました。
喉には粘着性のある痰が絡んでいたそうです。
今思うと、道中で嘔吐したのも、
痰で呼吸が塞がれたため慌てて吐こうとしたんでしょう。
血管肉腫と分かってからは、
お別れの日はそう遠くないだろうと覚悟はしていました。
肺や肝臓への転移もありましたから、
あとは負担になるような治療はせず、
苦しまない日を送ってほしい。と願っていました。
突然の胃捻転は番狂わせでした。
命拾いはしたものの、
そのあとの日々はレイにとっては辛かったと思います。
まだまだこの倍は生きてほしかった。
たった8年と8ヶ月。
こんな若い子のさよならは初めてで、
悲しいし残念で悔しいです。
けれど今は、
お腹や喉の気持ち悪さや苦しさから開放されて良かったね。
と、思うことで気持ちを整理しています。
レイがいたおかげでいろんなことを経験しました。
ドッグマッサージだって、
レイの股関節形成不全をカバーするために始めたんですから。
レイ。ありがとね。またね。
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