リンパの流れを良くするには・・

リンパケア

ドッグマッサージに関心のある方ならリンパのこともきっとご存じですね。

人でも動物でも同じく、リンパ液は血液同様に身体を循環して大切な働きをしています。

なんとなく知ってはいるけど‥という方は、リンパってどんな働きをしてどんな風に流れているのか?どうすれば流れが良くなるのか? 大まかですが知っておいてくださいね。

リンパの働き

リンパの主な働きは身体の老廃物を回収すること。
よくデトックスの話にもリンパの流れが必ず取り上げられますね。

そしてもう一つ、大切な働きが免疫機能。体内に侵入した細菌やウィルスをやっつけてくれます。

リンパと血液

血液

心臓から動脈に送り出された血液は毛細血管から身体に必要な酸素や栄養を供給します。
そして、毛細血管で二酸化炭素や老廃物を取り込んで静脈の血液として心臓まで運びます。

リンパ

血液の流れには動脈・静脈の行きと帰りがありますが、リンパは身体の先端から心臓の方へ帰る一方方向の流れしかありません。

身体の先端の毛細リンパ管から、静脈の毛細血管が回収できなかった大きさの老廃物などを回収して心臓近くの静脈まで運びます。

また、リンパ液はリンパ球や途中にあるいくつものリンパ節でウィルスや細菌をやっつけながら流れていきます。

リンパ液と血液の違い

リンパ液と血液の大きな違いはその循環させる方法です。

血液の循環には血液を送り出すポンプの役割りをする心臓があります。
が、リンパの循環にはポンプ機能はありません。
(最近リンパ管自身にその働きがあるという報告もありますが)

リンパの流れを良くするには

リンパの流れを良くするには?ですが・・。

ポンプのないリンパは実は「筋肉」がポンプの役割りをしています。
筋肉の伸縮によってリンパ管がギュッと押されたり緩んだりして、リンパ液が押し出されて流れていきます。

ということで、

リンパの流れを良くするには、筋肉を動かす=身体を動かすということになります。

犬にとって散歩がとても大切だという理由がここにあるんですね。
筋肉が衰えないように老犬になってもできるだけ歩くこと。とっても大切です。

老犬だから寝てばかりいる・・・散歩に行きたがらない・・などで、「仕方がない。」とそのままにしておくのは良くないです。

例えば、お家の中でもいいので身体を動かす遊びを取り入れましょう。

まとめ

リンパ液には疲労物質、細菌・ウィルスの死骸、死んだ細胞など、身体で不要になったいろいろな老廃物が含まれています。

これらが身体に滞るのってどうみても良くないですよね。
リンパの流れが良くなると体内の老廃物を早く外に出す、よく言うデトックス効果が高まるわけですね。

そのためにも散歩や運動をして筋肉を動かすことが大切なポイントとなります。

マッサージでも、筋肉を動かすのと同じようにリンパの流れを(もちろん血行も)良くなります。
高齢犬で動きにくくなった子や寝たきりの子には、ぜひ毎日のマッサージを取り入れてみてください。

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